グリーンピースの活動家らがリシ・スナック氏の気候政策に抗議して邸宅を黒い布で覆う

Aug 31, 2023

木曜日、環境活動家らが英国首相リシ・スナックの私邸に黒い布をかけた後、５人が逮捕された。北海の英国の石油とガス資源を「最大限に活用する」という彼の政策に抗議した。

環境団体グリーンピースのデモ参加者らは、北ヨークシャー州リッチモンドの選挙区近くにある保守党党首の邸宅に登ることに成功した。

グリーンピースの声明によると、彼らははしごや登攀ロープを使って屋上にアクセスし、そこで邸宅の一部を覆う200平方メートルの「油のように黒い布」を解いたという。 同グループのメンバーらはまた、「リシ・スナック - 石油利益か、それとも私たちの未来か？」と書かれた横断幕を芝生の上に広げた。

後のグリーンピースの声明によると、彼らは警察との協議後に降りるまで、当時無人だったスナクさんの家の屋上で合計5時間過ごしたという。

「男性２人、女性２人の計４人が、刑事的損害と公衆迷惑を引き起こした容疑で逮捕された。 彼らは現在も警察の拘留下にある」とノースヨークシャー警察は木曜日の声明で述べた。 ５人目の逮捕者は男で、公然迷惑行為の疑いで逮捕された。

この抗議活動は、月曜日に発表された、北海での石油とガスの掘削のために数百件のライセンスを発行するという英国政府の計画に応じたものであった。

スナク氏は、このプロジェクトが英国が2050年までにネット・ゼロ経済に移行する間に国内資源のエネルギーを提供することを期待していると述べた。また、2030年までに完成する新たな二酸化炭素回収・貯留施設2か所を建設する計画も発表した。

同氏の事務所は、最初の100件の掘削許可が秋に承認される予定で、「重要な埋蔵量が解放され、より迅速にオンライン化できる」と述べた。

英国の化石燃料生産拡大の決定は、世界の気温上昇を抑えたいなら指導者らは化石燃料への投資を停止しなければならないという国際エネルギー機関などの団体の警告にもかかわらず行われた。

また、この夏は、南ヨーロッパ、米国の一部、東南アジアに異常な熱波が押し寄せている時期でもあり、科学者らは、人為的な気候危機によってその可能性が大幅に高まったと述べている。

グリーンピースは、スナク氏の発表は英国の環境目標への打撃であると述べた。 同団体はまた、抗議活動はスナク政権が現在承認を待っている英国最大の未開発油田・ガス田であるローズバンクにゴーサインを出すのを阻止することも目的であると述べた。

英国グリーンピースの気候変動活動家フィリップ・エバンス氏は、「私たちは首相に気候変動放火犯ではなく気候変動リーダーになることを切実に必要としている」と述べた。 「世界中で山火事や洪水が家や生活を破壊しているのと同じように、スナック氏は石油とガスの掘削の大規模な拡大に取り組んでいます。 この国の気候を巡る分裂の種をまき、政治的にいくつかのポイントを獲得できれば、彼は地球にたいまつを掲げて喜んでいるように見える。」

英国はかつて、世界の気候変動のリーダーになると誓った。 リシ・スナックは今、環境政策をめぐる文化戦争を引き起こしている

「北海の掘削をさらに進めても、スナク独自の棚ぼた税の巨大な抜け穴のおかげで、北海でさらに何十億も儲けることができる巨大石油会社に利益をもたらすだけだ」とエバンス氏は付け加えた。

ダウニング街は木曜日、警察が出席しているとＣＮＮに語った。

「私たちは、エネルギーをプーチンのような侵略者に決して依存しないように、ここ自国にある資源を活用して、エネルギー安全保障を確保するための正しいアプローチをとっていることに謝罪のつもりはありません。 私たちは再生可能エネルギーにも投資しており、私たちのアプローチは数千の英国の雇用を支援しています」とダウニング街の広報担当者は述べた。

CNNのアンナ・クーバン氏が報道に貢献した。